かつて、日本の音楽業界に「フォーライフレコード」が設立されました。ミュージシャン自らがレコード会社を立ちあげるとゆう、活気的な出来事です。この記事ではフォーライフレコードからデビューし「風になりたい」を歌った川村ゆうこと当時の彼女のおかれたデビューの背景を私独自の視点で考察しています｡
フォーライフレコード
レコード会社の立ち上げ
フォーライフレコードは１９７５年､当時のニューミュージック界の代表的なミュージシャンである小室等､吉田拓郎､泉谷しげる､井上陽水が立ち上げます｡フォーライフ設立の背景には後の社長となる後藤由多加と吉田拓郎がアメリカの音楽界を参考に自分のレーベルを立ち上げてみたいとの思いがあったようです｡
初代社長を小室等とし、井上陽水､泉谷しげるに声をかけ､歴史的な一歩が踏み出されました｡当時､レコード会社と契約を結んでいたミュージシャン自身がレコード会社を立ち上げるとゆう今までの常識を打ち破るやり方で業界では大変な話題となりました｡
既存のレコード会社との関係
四人の売る上げの合計は１００億円と予想され､一方で､既存のレコード会社にとっては大変な恐威と映ったことでしょう｡レコード会社は反旗を掲げフォーライフではレコードのプレスから販売まで苦境に立たされたようです｡
当然の如く､今までのレコード会社との契約期間が決められており､四人とも同時に契約が満了しスムーズにフォーライフに移籍できたとは考えにくいです｡
泉谷しげるは１９７７年フォーライフ･レコードを去ってます｡新社長の吉田拓郎と意見が合わなかったらしいのですが､自分たちの姿勢に不自然さを感じていたのではないでしょうか？
それでも当時のニューミュージック界のトップ四人のレーベルです｡売り上げは順調で､翌１９７６年に井上陽水がフォーライフからリリースした『招待状のないショー』は9週連続1位を獲得しています｡
広告５人目のフォーライフ
風になりたいでデビュー
フォーライフはメンバーの層を広げるべく､新人のオーディションを行います｡第一回のオーディションで見事グランプリを獲得した川村ゆうこはレコードデビューします｡デビュー曲は吉田拓郎プロデュースによる「風になりたいです」｡拓郎の世界感が感じられる素晴らしい曲ですね｡
以外な売り上げ
グランプリで優勝し吉田拓郎の作詞作曲であれば､大ヒットとなることが予想されます｡当時のキャッチフレーズは５人目のフォーライフでした｡
しかし､川村ゆうこの「 風になりたい 」の売上は意外に伸びませんでした。背景には時代の寵児ともてはやされたフォーライフレコードのメンバーに対するやっかみによる､既存のレコード会社の反発ががあったからなのではないでしょうか？
2枚のアルバムと6枚のシングルをリリースしたあと活動を休止しています。以後20年余り音楽活動を休止していていましたが、2008年末よりライブ演奏を再開｡
音楽活動再開
川村ゆうこは、音楽への深い情熱を胸に、音楽活動を再開しました。彼女は地道な活動を続けながら、数多くのライブやイベントでその才能を感じさせます。特に彼女の歌声は、独特の感情表現と説得力を持っており、それが大きな魅力となっています。彼女がリリースする楽曲は、親しみやすいメロディーと心に響く歌詞で、多くのファンを獲得していけるはずです。
そして、音楽を通じて人々の心に寄り添うことを大切にし、それが彼女の音楽に対する真摯な姿勢として反映されています。歌声を通じて伝える情熱と愛情は、聴く人々を勇気づけ、時には慰めてくれます。
そして､「風になりたい」を今聞いても素晴らしい曲とゆうことに変わりはありません｡彼女のルックスと鼻にかかった歌声は希代のものです｡彼女の作り出す楽曲は、これからも多くの人々に愛され、心の支えとなり続けるでしょう。本人の意志と無関係に時代の背景に飲み込まれた川村ゆうこですが､何処かで「風になりたい」を歌い続けてほしいものです｡
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