日本音楽界には、かつて山下久美子と白井貴子という2人の女性ロックシンガーが活躍していました。総立ちのステージをくり広げ、多くのファンを魅了しています。彼女たちは、それぞれ独特の魅力と才能を持ちながらも、惜しみなくその才能を共有し、音楽シーンに新たな波をもたらしました。
しかし、時が経ち、2人の現在はどのように変わったのでしょうか?この記事では、山下久美子と白井貴子の共通点と、それぞれが歩んできた道のりを振り返りつつ、現在の二人の違いを探ります。
2人の共通点
学園祭の女王
山下久美子と白井貴子は共に「学園祭の女王」とゆう共通の側面がありました。ステージでは、彼女らの演出で観客が総立ちになることもあります。「総立ちの久美子」「総立ちの貴子」といわれ、座って音楽を楽しむとゆうコンサートの形態を一変させています。女性ロックシンガーが少ない中で彼女らのはたした役割は大きいと言えます。
ギタリストと結婚
ご存知のように、二人とも自身のバックバンドのギタリストと結婚しました。山下久美子はBOØWYのギタリスト布袋寅泰、白井貴子はCRAZYBOYSのギタリスト本田清巳と音楽活動をしていく中で結ばれています。山下久美子と布袋寅泰のその後はご存知のようです。
それぞれの生き方
山下久美子
山下久美子は独身に戻った後2人の子供に恵まれました。お相手の方の情報はありませんが、双子のお子さんとのことです。シングルマザーの立場は彼女の意志によるもので尊重されてしかるべきです。子供達にも自身の過去のことなどはすべて話しているそうです。母としての立場をしっかりと貫いています。
そして、今でも元気にライヴ活動をされています。音楽的にもロック思考が強く彼女の方向性の一端があらわれているようです。現在、バックバンドはPaPaなどがつとめています。布袋寅泰やもとBOØWYのメンバーがいたころの派手派手しさはないものの今までの路線を貫いているようです。
白井貴子
一方の白井貴子も同様に、ライヴ活動に積極的です。彼女は、ミニライヴの形式で歌うことが多く演奏は夫本田清巳の弾くアコースチックギターのみです。
音楽活動のほかに自然環境との共生や保全活動をしたことが彼女の結婚後の大きな変化です。音楽的にもロックからフォークに転向したといえなくもない変化です。自然環境に親しんだ彼女の気質がよく現れている気がします。
ただ、彼女に子供はいません。母親の晩年には介護を務めるなど私生活では山下久美子とは違った人生を歩んだようです。
まとめ
山下久美子と白井貴子は、音楽界に独自の輝きを残し、多くの人々に影響を与えた二人のアーティストであることに間違えはありません。
家庭環境的にも異なる側面を持ちながらも、その業績において音楽界に深く刻まれる功績を残しています。彼女たちの作品は、今後も多くのアーティストに影響を与え、音楽ファンの記憶に長く留まることと思われます。
共に『学園祭の女王」と言われた2人ですが、後には音楽的にも家庭的にも違う道を歩んだようです。しかし、自身の本質的なところに回帰したのであればそれぞれの人生が正解だといえます。ただ、同じ時代を共に走ってきた時の同じ思いを心の中に持ち合わせているのではないでしょうか?