ドリカムの吉田美和:出会いと別れを乗り越え歌い続ける魅力

音楽

ドリームズ・カム・トゥルーの吉田美和が、長いキャリアの中で何度も直面した出会いと別れ。それらを乗り越え、彼女が音楽を通してどのように成長し続けてきたのか。音楽と私生活の間で彼女が描いてきたストーリーは、彼女の歌声とともに多くの人々にとって励ましとなっています。

この記事では、数多くの名曲を生み出し続け、日本の音楽シーンに色濃い影響を与えてきた彼女が、出会いと別れを乗り越え歌い続けてきた吉田美和の魅力について、私独自の視点で考察しています。

メンバーの出会いと別れ

デビュー当時

吉田美和は中学生の頃、既にバンドを結成し自作の曲を学園祭などで歌っていました。高校在学中には後のドリカムのメンバーとなる西川隆宏と出会っています。

ドリカムのもう一人のメンバー中村正人は大学生の頃からセッションミュージシャンとして活動する過程で、吉田美和と出会いました。初めて会ったふたりの場所は地下鉄の中で、電車中で歌った吉田美和の才能に気付いた中村正人は吉田美和にバンド結成を持ち掛けます。

その後、吉田美和はバックヴォーカル、中村正人はバックバンドのメンバーとして共に活躍していきます。この頃に、ドリカムの前身ともいえる「CHACHA&AUDREY’s」を結成しています。

奔放なところのある吉田美和とプロディーサ-的な立ち位置の中村正人との二人は性格的にも合っていたのではないでしょうか?このころ、後にビッグアーティストとなる土台は出来上がってたのではないでしょうか?

一方で、もう一人のメンバー西川隆宏の立場にも影響を与えている気がします。

西川隆宏の脱退理由は、彼自身の行動に起因していると考えるのが自然ですが、精神的に不安定な状態に陥っていたと思われます。おそらく、急激に変化するドリカムに違和感を感じ彼自身の居場所を模索できなかったのではないでしょうか?

未来予想図

ドリカムの1stシングルは「あなたに会いたくて」です。作詞作曲は吉田美和が手がけました。当初、吉田美和(ヴォーカル)、中村正人(ベース)、西川隆宏(キーボード)の三人でスタートします。後の2002年西川隆宏が脱退しドリカムは2人のメンバーとなります。メンバーの変遷はあったもののドリカムの人気は不動のものとなりました。

ここに、曲作りにおいても、ヴォーカリストとしても天才吉田美和と名プロディーサ―中村正人のユニットともいえるドリカムは誕生します。際立った歌唱力の吉田美和と派手さのないベースを演奏する中村正人はかみ合っています。縁の下の力持ち的な中村正人ですが、サビの部分で絡むサイドヴォーカルの上手さは中村正人にも天才的なものが感じられます。時に6弦のベースを弾いているのもすごいですね。

ドリカムの代表曲「未来予想図Ⅱ」は1989年発表のアルバム「LOVE GOES ON・・・」に収められています。吉田美和が高校生時代に作った曲でドリカムの曲のなかでは最も長い演奏時間となります。

ちなみに後に「未来予想図」が発表されるのですが、同一の曲ではありません。先に発表した「未来予想図Ⅱ」が大ヒットし「未来予想図」はアルバムの中の一曲とゆう印象です。

映画「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」が2007年公開されますが、ドリカムの楽曲「未来予想図」「未来予想図Ⅱ」のイメージを一本の映画にしたものです。

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私生活での出会いと別れ

末田健と結婚

ドリカムの人気を不動のものにした吉田美和は私生活でも充実し、2003年映像ディレクター末田健と結婚します。末田健には既に家庭がありましたが、乗り越えて結婚に踏み切りました。

しかし、幸せは永く続かず結婚から三年目で夫は病を発症し、吉田美和の懸命な看病の甲斐もなく帰らぬ人となります。

ア・イ・シ・テ・ルのサイン ~わたしたちの未来予想図~ [ DREAMS COME TRUE ]

鎌田樹音と再婚

前夫との別れを乗り越え音楽活動を続ける吉田美和は2012年鎌田樹音と再婚します。鎌田樹音はロックバンド「FUZZY CONTROL」でヴォーカルとギターを担当していました。ドリカムのサポートメンバーとして参加していたことがそもそもの馴れ初めとなったようです。元メンバーの西川隆宏も吉田の再婚に祝福のメッセージを残しています。

鎌田樹音こと「JUON」は吉田美和より19才年下となります。年齢差を乗り越えて結ばれた二人ですね。鎌田樹音の母親は「私は泣いています」が大ヒットした歌手のりりィです。吉田美和とりりィの年齢差は13才ですので夫よりも義母の年齢に近くなります。

過去に乗り超えてきたものが大きかった吉田美和でが音楽的な環境には常に恵まれていたようです。数多くの試練を経てなお、吉田美和の表現力は変わらず魅力的です。彼女の音楽キャリアにおいて、人々との出会いや別れが少なからず影響を与えていることは明らかです。

それぞれの経験が彼女の作品に深い感情として反映され、聞く者の心に強く響くのです。ドリームズ・カム・トゥルーとしての活動は、長年にわたり変わらぬ情熱で音楽シーンを彩る吉田美和。彼女の楽曲はこれからも多くの人々に支持され、愛され続けるでしょう。

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