プロレス界は、華やかな衣装や派手なパフォーマンスで多くのファンを魅了しています。その中でも、黒タイツは一種の象徴的なスタイルとして特別な存在感を放っています。力道山といえば、黒タイツを着用したレスラーとして広く知られていますが、彼以外にもそのスタイルを巧みに活用し、リング上で圧倒的な存在感を示したレスラーは少なくありません。
この記事では、力道山に次ぐ黒タイツが似合う名レスラーたちに焦点を当て、その魅力や功績を詳しく掘り下げて紹介します。彼らがいかにしてそのスタイルを武器にし、ファンの心を掴んできたのか。その秘密に迫る中で、黒タイツが持つ独特の魅力にも触れていきます。彼らの輝かしい戦績や、個性あふれるリングでの姿から、さらなるプロレスの深みを楽しんでいただければ幸いです。
黒タイツの似合うレスラ－
ラッシャー木村
力道山以降黒タイツのスタイルで活躍した代表レスラーはラッシャー木村です｡角界よりプロレスに転向し､日本プロレスでデビューしました｡
後に､国際プロレスのスター選手となり､国際プロレス崩壊後も､新日本プロレスでA･猪木と名勝負を演じています｡最終的には全日本プロレスでおなじみのマイクパフォーマンスを演じるなど､名レスラーの一人となりました。
彼はその圧倒的な体格と力強さで観客を魅了し、多くのファンを持ちました。試合中に見せる彼の黒タイツ姿は、観客にとっては一種のシンボルでもありました。
そんな彼の試合スタイルは、見る者を惹きつける独特のもので、多くの人に愛されたのです。彼の試合はプロレスの歴史に刻まれ、ファンの記憶にも強烈に残っています。
大熊元司
大熊元司は、日本のプロレス界で高い評価を得たレスラーであり、その力強いパフォーマンスで多くのファンを魅了しました。
ラッシャー･木村同様角界からのプロレス入りした大熊はアンコ型の体系で自らの体重を利用したフライング･ボディプレスを得意としました｡G･小鹿戸のコンビで「極道コンビ」としてアジア･タッグ王座にもなっています｡
彼のキャリアは、試合のスリリングさと、技の多彩さで注目されています。特に、彼がリングで見せる黒タイツ姿はファンの間で象徴的とされ、多くの記憶に残っています。また、緻密に計算された試合運びと力強い技術で知られ、S･ハンセンからも高い評価を受けています。
ドン･荒川
学生時代は､柔道の選手であったドン･荒川は新日本プロレスでデビューします｡前座試合の出場回数が多く「前座の力道山」と呼ばれました｡
レスラーとしての技量としてよりも､彼自身のキャラクターにより､ファンはもとよりプロレス関係者から愛されたタイプと言えます｡
ドン荒川は、プロレス界で名高い人物であり、その名を聞けば多くのファンが情熱を抱くでしょう。彼の試合中の黒タイツ姿は、多くのファンにとって象徴的なものであり、プロレスの歴史の一部となっています。
特に彼の繊細で力強い技術は、他のレスラーたちには真似できない独自のスタイルを確立しました。彼のリング上での行動や表情は、観客を引き込むだけでなく、今でも多くの後輩選手に影響を与え続けています。
まとめ
黒タイツを象徴的に身に着け、リングでの存在感を放った3人のレスラーを紹介しました。それぞれが異なるバックグラウンドとスタイルを持ちながら、共通してタイツというシンプルな装いを通じて、その魅力を最大限に引き出しました。
彼らのパフォーマンスは視覚的なインパクトのみならず、レスリングの技術や人物そのもののカリスマ性も含めて、ファンの記憶に深く刻まれています。リング上での熱意や闘志は、彼らが単なるエンターテイナーでなく、真のアスリートであることを証明しています。色とりどりのコスチュームが乱れ飛ぶ現代のプロレス界において、それにも負けない強烈な印象を植え付けたのは、やはりその黒タイツに対するプライドと信念の力かもしれません。
そして､三人に共通するのが黒タイツとゆうコスチュームだけでなく名脇役であることです｡プロレスとゆうエンターテインメンとが成り立つには､脇役の存在は欠かせません｡特にR･木村は国際プロレスのスター選手でありながら新日プロレス移籍後は非情な内容のブックキングをのまされることとなります｡
このようにして彼らは、プロレスの歴史の中にしっかりとその足跡を刻んでいます。彼らの姿から、シンプルであることの強さと美しさを感じ取り、今後のレスリング界へのさらなる期待を抱いていただければ幸いです。
