テニスで世界を驚かせた大阪なおみ。その背後には、姉でありデザイナーの大阪まりの存在があった。かつて自身もテニスプレーヤーとして活躍していたまりは、ある時を境にコートを離れ、ファッションの世界へと舵を切る決断を下す。しかし、その情熱は家族との絆を通じて新たな形で表現されることになります。
今回の記事では、まりがデザイナーとしての自分を発見し、どのように妹・なおみの精神的支柱となったのかを掘り下げていきます。
大阪まりと家族
テニスプレイヤー時代
大阪まりは大阪なおみのひとつ年上の姉となり同様にテニスプレイヤーでした。2021年引退し現在はデザイナーとして活躍されています。母親の環さんが、娘まりさん、なおみさん姉妹を「プロテニス選手に」と決意したのは、まりさんが3歳のとき、なおみさんはまだベビーカーに乗っていました。
少女時代には、ハイチ系アメリカ人の父親を持つことで、差別的な目を向けられることもありました。かえって、家族の絆は強くなり母を楽にしてあげたいとの思いがテニスに没頭する二人には共通しています。
テニスプレイヤーとしての功績も、輝かしいものがあります。
大坂 まり(1996年4月3日)は大阪府大阪市中央区出身の元プロテニス選手。
父はハイチ出身、母は日本人。同じくプロテニス選手の大阪なおみは実妹。
WTAランキング最高位はシングルスが289位、ダブルスは907位である。 ※ Wikipediaより
大阪まりの決意
母親環さんいわく、大阪まりの運動神経は抜群でした。ただ、性格的にやさしいところがあり勝負の世界に向かなかったのでは?
大阪まりは、1メートル80センチの なおみよりも一回り小柄で、選手時代のダブルス経験は浅く大阪なおみは「大事なポイントでプレーのチョイスがうまくいかなかった 」とペア時代の思いを感じていたそうです。
しかし、小さい頃からずっと一緒だからリラックスできる。最近、少しウザかったりもするけどすごく仲のいい友達。姉だから自分のプレーもよく分かってくれていると信頼度は高いですと感想を残しています。実の妹だからこそ言える言葉ですね。
そのような状況のなか、2021年現役引退を発表します。インスタグラムで「引退しました。最終的には楽しめなかった旅でしたが、このスポーツから得たすべての思い出とサポートに感謝しています。今後の新しい、楽しいプロジェクトを楽しみにしていてください」と綴っている。
その言葉どおり、デザイナー転向後の大阪まりは自分の才能をいかんなく発揮します。
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大阪まりの作品
大阪なおみへの思い
大阪まりがデザインしたテニスウェアは 大阪なおみに抱いた 妖精 としてのイメージ をもとに作られました。芸術の域 ですね。全豪オープンに参加した大阪なおみは自身の動向もさることながら、妖精姿が注目されました。
大阪なおみ自身も妖精姿を「アメージングだわ」と表現し、観客も即座に「芸術だ」と反応しています。
竜をイメージしたラケットも素晴らしいです。
大阪姉妹
2023年名古屋三越で大阪まりの個展「WATER」が開催されました。みんなが見てうれしい顔をしてくれるのは良かったと語っています。
大阪まり の活動から感じるのは、作品のすばらしさだけでなく、大阪姉妹にとっても彼女がテニス界を引退されたのが、良い結果を産んだとゆうことです。才能のある二人、これからも道は違えども姉妹で活躍されることを期待いたします。
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